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ハンドブック

 

外為は怖い!?
外貨預金の最終的な利回りを最も大きく左右するのは、外国為替、略して外為(ガイタメ)です。米ドルの外国為替を例にとって説明します。

外国為替が利回りに与える影響には、基本的に2つの要因があります。一つは、外国為替市場の変動です。ドルで預けたときから円安ドル高になれば円建てでの利益が大きくなりますし、逆に円高ドル安になれば、利益が少なくなったり、場合によっては損失が出ることもあります。

もう一つの要因は、売レート買いレートの差です。銀行の窓口では、対顧客電信送金レートで外貨を売る場合、買う場合ともに、1米ドルにつき1円のマージンをとっています。一部の在日外国銀行では、それより大きいところもあるようです。

一般的に、外国為替のリスクというと、外国為替市場の変動を思い浮かべる方も多いと思いますが、相場が全く変化しなくても、1米ドルにつき2円も損することを考えると、銀行のマージンも、預金者にとっては大きなリスクです。

 
外国為替の基礎知識
  • 外国為替(外国通貨の交換)は、外国為替市場で取引されています。おもな市場は、ニューヨーク、ロンドン、東京などですが、取引所の建物などはなく、電話を掛け合うことで、存在します。

  • 取引に直接参加するのは、ブローカーと銀行です。

  • 取引の基本単位は、100万米ドルです。(これより小さい金額や、端数のある取引も可能です)。

  • 現在、米ドルが世界の通貨の交換の基になっていますので、円と言えば、米ドル対日本円、マルクといえば、米ドル対ドイツマルクの取引をさします。

  • 日本円を直接ドイツマルクに交換するといった取引もありますが(クロス通貨取引)、使われるレートは、そのときの「米ドル対日本円」と「米ドル対ドイツマルク」のレートをかけて算出されます。

  • 対顧客為替相場には、電信売り為替、現金売り為替、電信買い為替、一覧払い買い為替、現金買い為替の5つがあります。「売り」や「買い」という用語は、銀行側からみた売り買いの意味です。

  • 電信売り為替は、一般にTTS(Telegraphic Transfer Selling)と呼ばれ、顧客が外国へ送金するとき、トラベラーズチェックを買うときに使われます。

  • 現金売り為替は、顧客が外国通貨現金を買うときに使われます。電信買い為替は、一般にTTB(Telegraphic Transfer Buying)と呼ばれ、顧客が外国からの送金を受けたときに使われます。

  • 一覧払い買い為替は、顧客が外国送金小切手を提示して銀行に買い取りを求めたり、トラベラーズチェックを売るときに使われます。現金買い為替は、顧客が外国通貨現金を日本円に戻すときに使われます。

  • 日本で米ドルの各レートがどのように決められるかというと、まず、東京外国為替市場午前10時の当日物のレートを、仲値(TTM)として決めます。仲値に1円足したものをTTSにします。(銀行は1ドルにつき1円の手数料を受け取ります)。仲値から1円引いたものをTTBにします。(銀行は1ドルにつき1円の手数料を受け取ります)。

 
日経新聞を読む
一般の預金者が外貨預金をする上で参考になるのは、 何と言っても「日本経済新聞」でしょう。

とくに朝刊の「マーケット総合」面の「外為」場況欄には、 市場参加者への取材をもとに前日の東京市場の動きが 詳しく書かれています。記事の行数は短いですが、 市場参加者たちの相場観を知ることができるので、 とても参考になります。 日曜日の「マーケット総合」面は、 この先一週間の展望など役立つ記事が載っています。

でも、あれですね。何も考えずにやる方がよかったりして・・・。

 
ちょっとは参考になる本
  • 「日経金融・為替記事の読み方 」 日本経済新聞社編,1995

  • 「Q&A 外国為替100の常識 」 日本経済新聞社編,1995
 

 

geobert@geocities.co.jp

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